聖徳太子 ２

集英社文庫　う３ー１１

集英社
梅原猛　

• 価格: 1,161円（本体1,055円＋税）
• 発行年月: 1993年06月
• 判型: 文庫
• ISBN: 9784087480436

内容情報

[BOOKデータベースより]

蘇我氏の根拠地・飛鳥を離れ、都を新天地・小懇田へ遷した聖徳太子は、いよいよ政治改革に着手した。天皇を中心とした強力な律令・文化国家の建設を―。その太子の夢は、冠位十二階と憲法十七条の制定となって実を結ぶ。太子の理想国家像の結晶とも言うべき憲法十七条を、「五重塔的構造」で解釈するなど、暫新な視点からその思想の真髄に迫る。

第２部　憲法十七条（江戸時代の太子批判；崇峻帝の暗殺と女帝の誕生；国際政治家への第１歩；三国同盟と日本の立場；小墾田遷都と政治の革新；十七条憲法の思想）

[日販商品データベースより]

聖徳太子の悲劇とは何か?理想に燃えて律令・文化国家建設に向けて立ちあがった青年政治家の太子。その実像と時代の謎に緻密な論証とユニークな推理で迫った四部作。(解説・上田正昭)