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[BOOKデータベースより]
都市をめぐる〈知〉の枠組みは、いま大きな転換点につしかかっている。本書は深刻なアイデンティティ・クライシスに陥っている斯界の状況を突破するために、あえて「空間の〈全体知〉とは?」と問う。従来の多様な〈知〉の航跡を、モダンの地平にまで遡って整序するとともに、今日、欧米でわきあがっている空間論ルネサンスの意味を真摯に検討するなかで、その可能性を求める。
序 都市の思想のために
1 近代の序奏と都市思想(都市・市民・資本主義・民主制―マックス・ウェーバーと都市;都市と農村の経済理論―アダム・スミスの都市観;カール・マルクスと都市―その「都市と農村」をふまえて)
2 近代都市と都市改良論の系譜(エンゲルス・ロンドン・マンチェスター―『イギリスにおける労働者階級の状態』の都市論;チャールズ・ブースのロンドン;森鴎外と都市衛生思想;片山潜の都市社会主義;関一の都市社会政策)
3 現代都市の出現と都市社会理論(エベネザー・ハワードの田園都市論;ハル・ハウスと社会学者ジェーン・アダムズ;ロバート・E.パークとヒューマン・エコロジー―生成期の都市社会学思想;サバーバニズムのアメリカ的形態―アメリカン・ドリームの社会理論)
4 アフター・モダンの都市思想(空間論の再構成のために;マニュエル・カステルと「都市的なもの」―「都市の意味」の変容をめぐって;デイヴィッド・ハーヴェイと現代都市―「差異」と「共通性」の内的弁証法をもとめて;「『世界都市』空間の社会的編成」―〈社会‐空間〉の在り方をめぐって)
終章 現代都市思想の諸相―レギュラシオン理論と構造主義