南方熊楠児（ちご）談義

河出文庫　い１―１２

河出書房新社
稲垣足穂　

• 価格: 619円（本体563円＋税）
• 発行年月: 1992年05月
• 判型: 文庫
• ISBN: 9784309403335

内容情報

[BOOKデータベースより]

表題作の熊楠のほか宮武外骨、ジイド、バートンら古今東西の少年愛論を検証、タルホ美学の原基であるＡ感覚を追求したエッセイ的評論集。「大若衆」「高野小姓」「文殊尻」（表題作）、「罪悪としての男色」「男色関係の双方」「世界的男色」（「宮武外骨の『美少年論』」）など、自作のイメージの源となった先例についてのユニークな解釈・発見にみちた、タルホマニア必読の一冊。

南方熊楠児談義
宮武外骨の『美少年論』
ジッドの少年愛論
バートン男色考からの摘要