- ドイツの憂鬱
-
- 価格
- 662円(本体602円+税)
- 発行年月
- 1992年03月
- 判型
- B40
- ISBN
- 9784621050415
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[BOOKデータベースより]
東西ドイツの統一は、戦後の世界秩序の崩壊を最も象徴的に示す出来事である。一挙に西ヨーロッパ最大の国となったドイツは、今後国際経済・政治の中でより重要な役割を果たして行くであろう。しかし、劇的なベルリンの壁崩壊からわずか1年たらずで性急に達成された統一は、今ドイツに様々のきしみをもたらしている。新生ドイツはどのような問題を抱え、何処へ行こうとしているのか?統一前から現在までドイツに居を構え、現地で定点観測を続ける若者が、歴史の激動の中で変わりゆくドイツの姿を浮き彫りにする。
第1章 秘密警察国家との戦い(国家の中の国家・シュタージ;政界のシュタージ汚染;私はシュタージの密偵だった;壁と射撃命令;第2の強制収容所計画;闇の支援者;スパイと統一;東ドイツの黒幕;ドイツ検察当局の苦悩)
第2章 旧東ドイツの試練(私たちは二級市民ではない―ノイルピン市からの報告;大量失業の嵐;民営化の先鋒・ドイツ信託公社;なぜ投資が進まないのか;悲鳴をあげる地方自治体;高まる不満)
第3章 東ドイツ経済を再建せよ(破られた公約;統一の「値段」は?;復興の請求書;見え始めた光)
第4章 ドイツ駐留ソビエト軍(占領軍から厄介者へ;兵器売ります;ソビエト軍の遺産;深まる独ソの絆)
第5章 心の中の壁(宴のあと;「外国人は動物ですよ」;遠い道)