[BOOKデータベースより]
旅のと中、坊さまはおばあさんの家にとめてもらいました。ところが、おばあさんの家にはたべものはおろか、何もありません。でも、外からもどったおばあさんの手には大根が…。
[日販商品データベースより]長旅で疲れ、空腹のお坊さんのために、心優しいおばあさんはやき大根をごちそうします。
11月23日の大師講の夜、必ず雪が降るといわれる由来話、
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解説にあった大師講も弘法大師も良くわかっていないのですが、そんなことを抜きにしてもとても澄んだ気持ちになれるお話です。
11月23日、旅を続けるみすぼらしい修行僧が宿を借りようとして立ち寄ったのはお屋敷。
身なりを見て追い返された後、近くの小屋のような家に宿を借ります。
貧乏なおばあさんは、タキギを持ってきたり、大根を持ってきて焼いて修行僧をもてなしますが、見てみるとあのお屋敷を行き来する足跡が残っています。
修行僧のために盗んできたのでしょうか?
おばあさんのやさしさを見ていると、悪いことしているようには見えません。
修行僧は空に念じて雪を降らせ、おばあさんの足跡を隠してあげました。
この本には二つの思いやりがあります。
おばあさんの修行僧に対する思いやり、修行僧のおばあさんに対する思いやり。
おばあさんがタキギやだいこんをどのように手に入れたのかを追及しないのは読者としての思いやりかも知れません。
やさしさにつつまれたお話の中で、攻め立てることなど何もないのですから。
修行僧は弘法大師だったのでしょうか。
全国に弘法大師にまつわる話はありますが、心広くなれるエピソードが添えられています。(ヒラP21さん 50代・千葉県 男の子14歳)
【情報提供・絵本ナビ】