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[BOOKデータベースより]
幕末、海外に渡った日本人は初めて社交ダンスを見た。以来百三十年、社交ダンスは、鹿鳴館時代を経て、大正末から昭和前期にかけて都市の大衆文化として爆発的に流行し、戦後、占領軍とともに復活した。この外来の「異文化」を、日本人はいかに受容し、または排斥したか。その葛藤の歴史を豊富な資料をもとに跡づけ、近代化日本における都市文化誕生のドラマを描く、気鋭の都市社会学者による書き下ろし。
第1章 「異文化」としての社交ダンス
第2章 「社交」からサービスへ
第3章 ダンスホールの「黄金時代」
第4章 「敵性」娯楽のスキャンダル
第5章 復興とキャバレー時代
第6章 技術の時代
第7章 「壁の花」―体育教育とダンス