[BOOKデータベースより]
私は両耳をつかまれて、高々と持ち上げられた可哀想なうさぎ―。理不尽ないじめに苦しむ少女に兆す暗い思いを豊かな筆緻で描いた表題作のほか、子守歌に恐怖と孤独を覚える少女を見つめた佳篇「こぎつねこん」を収録。平林たい子賞受賞の話題作。
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ユーザーレビュー (2件、平均スコア:5)
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【興奮の1冊】 興奮というより、衝撃の1冊かもしれない。小学5年生、11歳の少女がふとしたきっかけで些細な重なり合わせで、いじめを受けるようになる。死を意識するまでの心の軌道はストレートでリアル。故に読み手の心を抉る。読み返す度に違う側面が見えてくる1冊。
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
小説を読んで衝撃を受ける、という体験を初めてした本です。 ある小学校に転校してきた主人公が、周りとうまくなじもうとするも残念ながら失敗しいじめにあってしまい、自殺まで考えながらも一生懸命考えてたどり着いた答え。山田詠美なのでもちろんただの“いじめはいけない”的なお話にはなっていません。 主人公の出した答えは強くて美しく、いまのわたしの生き方にも大きく影響しています。 大人になってから読んだので「どうしてもっと早くに読んでいなかったんだろう」と思ったりもしましたが、そのときはきっとこんな感情にはならなかったんだろうな。読書ってタイミングです。
小説を読んで衝撃を受ける、という体験を初めてした本です。 ある小学校に転校してきた主人公が、周りとうまくなじもうとするも残念ながら失敗しいじめにあってしまい、自殺まで考えながらも一生懸命考えてたどり着いた答え。山田詠美なのでもちろんただの“いじめはいけない”的なお話にはなっていません。主人公の出した答えは強くて美しく、いまのわたしの生き方にも大きく影響しています。大人になってから読んだので「どうしてもっと早くに読んでいなかったんだろう」と思ったりもしましたが、そのときはきっとこんな感情にはならなかったんだろうな。読書ってタイミングです。
野田弘子/書店員 リブロ松本店
3 SPECIAL BOOKS掲載日:2012/09/22
【情報提供・3 SPECIAL BOOKS】