- 私本太平記 1
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- 価格
- 880円(本体800円+税)
- 発行年月
- 1990年02月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784061965638
[BOOKデータベースより]
大作「新・平家物語」を完成した著者は、息つく暇もなく、南北朝を題材とする「私本太平記」の執筆にかかった。古代末期から中世へ―もはや王朝のみやびは影をひそめ、人間のどす黒さがあらわに出てきた時代、しかも歴史的には空白の時代である。史林の闇に分け入るとき、著者は使命感と創作意欲の高まりを禁じえなかったという。開巻第一、足利又太郎(のちの尊氏)が颯爽と京に登場する。
[日販商品データベースより]大作『新・平家物語』を完成した著者は、息つく暇もなく、南北朝を題材とする『私本太平記』の執筆にかかった。古代末期から中世へ――もはや王朝のみやびは影をひそめ、人間のどす黒さがあらわに出てきた時代、しかも歴史的には空白の時代である。史林の闇に分け入るとき、若者は使命感と創作意欲の高まりを禁じえなかった。開巻第1、足利又太郎(尊氏)が颯爽と京に登場する。
この世の影なき魔物の正体を衝く意欲作――日本史上の空白期とされる南北朝時代、もはや王朝のみやびは影をひそめ、人間のドス黒さがあらわに出てきた時代――足利又太郎(後の尊氏)が颯爽と京に登場する。
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ユーザーレビュー (7件、平均スコア:5)
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「おすすめ鎌倉・室町時代の本」レビューコメント
最高です!(あほちんまん/40代/男性)
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吉川節が炸裂です。(ゆうゆう/40代/男性)
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足利尊氏、直義、楠正成、などいきいきと人物描写がなされている。(みーさん/50代/男性)
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「おすすめ鎌倉・室町時代の本」レビューコメント
鎌倉幕府の滅亡から南北朝時代を描いたこの作品は、登場人物一人ひとりの背景や心情が丁寧に書かれていて、歴史的に入り組んだ人物関係や出来事などがとても分かりやすくなっています。単なる事実だけを追うのではなく、歴史小説らしい創作部分も記載されているので、読みやすいのも良いところです。(ずんのすけ/40代/男性)
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「おすすめ鎌倉・室町時代の本」レビューコメント
鎌倉幕府がどのようにして滅んでいったかがよくわかちます。今一つイメージのわかない南北朝の歴史もこの本のおかげで、すっきり理解できました。楠正成や新田義貞、後醍醐天皇など有名人物もたくさん登場するので、いつまでも飽きの来ない作品です。(popo/40代/男性)
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「おすすめ鎌倉・室町時代の本」レビューコメント
室町幕府成立への過程を多くの武将を登場させながら、史実に基づき丁寧に書かれている。(弁慶/60代/男性)
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「無人島に持っていくならこの一冊」レビューコメント
登場人物のキャラクターが非常に濃い!小説なのに、読んでいて情景が浮かぶくらい、素晴らしい作品です。南北朝時代がわからない人でもお勧めします。(黒ニャンコ/女性/30代)
鎌倉幕府や徳川幕府、あるいは奈良・平安などは、比較的認知度が高いのですが、室町幕府の成り立ちについて興味を持つ方は少ないのではないでしょうか。戦前戦中は、後醍醐天皇や新田義貞が善、足利尊氏が悪、といった図式で語られたようです。その価値観に疑問を投げかけたこの作品は、尊氏を主人公に据えて、新しい時代を人々がどのように模索しながら切り開いていったのかを丁寧に描いています。NHKの大河ドラマにもなりました。鎌倉幕府が滅びるシーンは圧巻だったなあ。
乾石 智子/作家 ファンタジー小説家
3 SPECIAL BOOKS掲載日:2013/8/8
【情報提供・3 SPECIAL BOOKS】