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[BOOKデータベースより]
未知病原体発見時代の末期、若くして渡米し、終世医学界の最前線にあった野口英世―発掘した資料を駆使しながら、“遅れて来た細菌の狩人”の生涯を、科学史の中に正当に位置づける。朝日評伝選の選書版。
1 猪苗代の家―脱出志向
2 会津時代―試験制度の幸運児
3 上京―医学への模索
4 渡米―競争社会の適格者
5 ロックフェラー医学研究所―国際的成功者
6 中南米遠征―投機的研究観
7 アクラ―細菌の狩人の死