- 平の将門
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- 価格
- 990円(本体900円+税)
- 発行年月
- 1989年05月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784061965461
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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「おすすめ平安・奈良時代の本」レビューコメント
平将門はおじ(本の中では叔父・伯父、両方表記されている。)国香を殺した人物として悪人・独裁者として描かれている平将門ですが、本を読んでみると将門自身の行動も少しは納得できる内容になっています。どうしても世の中のイメージが先行してしまう昨今にして、なかなかそのイメージはぬぐえないが、この本はそのイメージを覆すにはもってこいの本ではないでしょうか。(バッツ/男性/30代)
[日販商品データベースより]
将門は著者の最も食指を動かした人物の1人である。反逆者としての歴史の刻印を除きたい気持もあったが、純粋で虚飾のない原始人の血を将門にみたからだ。都にあっては貴族に愚弄され、故郷(くに)では大叔父国香に父の遺領を掠められ、将門はやり場のない怒りを周囲に爆発させる。それは天慶の乱に発展し、都人を震撼させる。富士はまだ火を噴き、武蔵野は原野そのままの時代だった。