経済のマネージァビリティ

新自由主義からの批判に耐えうるか
比較経済研究所研究シリーズ　４

法政大学出版局
川上忠雄　杉浦克己　

• 価格: 3,300円（本体3,000円＋税）
• 発行年月: 1989年03月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784588602047

内容情報

[BOOKデータベースより]

ケインズ〈経済のマネージァビリティ〉の理想はどこまで新自由主義の批判に耐えうるか、またその批判の正当性と有効性は？ケインズを軸に、ハイエク、フリードマン、ブキャナンらの理論を比較検討して、現代経済学の危機と試練の渦中からその再生を目指す。

第１章　ケインズにおける経済管理の思想
第２章　「市場経済」のモラル・サイエンス―ハイエク理論の意義と限界
第３章　貨幣の規制力の意味と限界―フリードマン理論の検討
第４章　ケインズ経済学をめぐる論争―１つの整理
第５章　新自由主義の金融・財政政策理論
第６章　日本の牛肉輸入制度の公共選択論的アプローチ
第７章　金の廃貨と経済のマネージァビリティ

[日販商品データベースより]

ケインズによる〈経済のマネージャビリティ〉思想の有効性と問題点をめぐって，ハイエク，フリードマン，ブキャナンらの論点を再検討，現代経済の焦点に迫る。