おとなになれない 改訂版

登校拒否症・出勤拒否症

青娥書房
斎藤昌　

• 価格: 1,650円（本体1,500円＋税）
• 発行年月: 1988年10月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784790601135

内容情報

[BOOKデータベースより]

登校拒否症といわれる子ども、出勤拒否症といわれるおとなとはいいがたい未熟なおとなは、特殊な家庭や特異な母親の子育てが原因で生まれるのではない。ごくふつうの家庭の、子育ての過誤から生まれるのである。子育ての誤りは、子どもの一生を台無しにしてしまう。母子保護事業などで、多くの母子と接する精神科医が、なぜ彼らが生まれるかというメカニズムを解明し、彼らを生みださないための予防と処方をアドバイス。

１章　登校拒否症とは何か（学校が怖いと言うが；分離不安が成長を妨げる；家庭養育の過誤から生れる；登校拒否症の一定の経過）
２章　登校拒否症の子どもたち（葛藤に脆い；登校拒否症の子どもの越せない障害）
３章　登校拒否症の子どもの母親たち（欲求不満に弱い；欲求不満から子どもに過保護となる；子離れできない；子どもの養育を他人任せ、物任せにする；子どもに干渉する；子どもを支配する）
４章　登校拒否症の子どもの父親たち（父親倒たらみな倒た；かみしも脱いだ父親；権威的な父親）
５章　出勤拒否症