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- 日本史論聚 4
-
近世の黎明
岩波書店
林屋辰三郎
- 価格
- 4,620円(本体4,200円+税)
- 発行年月
- 1988年04月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784000034845
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[BOOKデータベースより]
半世紀を超える内乱を闘った人間群像。諸国大名を抑え、日明貿易の利潤にも着眼して躍り出す「日本国王」の風姿。歴史の裾野の郷民・町衆たち。銭貨が生み出す都市生活はミヤコをマチに転換させ、また洛中洛外図屏風の傑作を遺す。
1 南北朝内乱の意義(内乱の前夜;結城宗広―東国武士の挙兵;楠木正成―公家勢力の基盤;足利尊氏―室町幕府の創設;後村上天皇―吉野朝廷の生活;佐々木道誉―守護大名の典型;足利義満―国内統一の完成;内乱の余波;南北朝時代の法隆寺と東西両郷;中世農村生活の現実的展開―南北朝内乱は農村のなかで如何に闘われたか)
2 東山文化と町衆文化(近世の胎動;東山文化;大徳禅寺の精神史;町衆の成立;郷村制成立期に於ける町衆文化;室町の文化)
3 洛中洛外図の世界(室町時代に於ける京都;洛中洛外図の出現;洛中洛外図の構想)