- 初秋
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ハヤカワ・ミステリ文庫 110―6
Early autumn.- 価格
- 880円(本体800円+税)
- 発行年月
- 1988年04月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784150756567
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ユーザーレビュー (2件、平均スコア:5)
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【泣きの1冊】 スペンサーという探偵は好き嫌いが多いようです。今の世の中には いっそ見当違いの 前時代的な価値観。おせっかいで人情家。依怙地で皮肉屋。クールとは程遠い男。生理的に このキャラクターは受け入れられないという友人もいましたが、私はこの「円卓の騎士ガーウェイン卿になりたかった男」、馬の代わりに自動車を駆る現代の騎士が大好きでした。誰かに同情したりやさしくしたりするのは簡単。誰かを一生支えていくのは難しい。スペンサーはいつも依頼された内容ではなく、依頼人が本当に望むこと、しなければならないことをかなえようとする探偵です。それが依頼人の利益に相反することでも。『初秋』はその中で傑作と呼ばれている作品です。依頼人の息子を心ならずも預かることになった探偵と、その少年の成長物語。厳密に言うと『悪』と『犯人』というものが存在しないこの作品は、探偵小説というのとは違うかもしれませんが、もしあなたがこの心優しいタフガイの事を知りたいなら、ぜひ読んでほしいと思います。
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
比喩ではなくカバーがすり切れるぐらい読んでいます。「成長する」ということの意味をずっしりと考えさせてくれる一冊です。
[BOOKデータベースより]
離婚した夫が連れ去った息子を取り戻してほしい。―スペンサーにとっては簡単な仕事だった。が、問題の少年、ポールは彼の心にわだかまりを残した。対立する両親の間で駆け引きの材料に使われ、固く心を閉ざして何事にも関心を示さない少年。スペンサーは決心する。ポールを自立させるためには、一からすべてを学ばせるしかない。スペンサー流のトレーニングが始まる。―人生の生き方を何も知らぬ少年と、彼を見守るスペンサーの交流を描き、ハードボイルドの心を新たな局面で感動的に謳い上げた傑作。