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[BOOKデータベースより]
本書では、陸貝、淡水産を除く海産の貝類のうち潮間帯からスキューバ・ダイビングでみられる、海面下20〜30mくらいにすむ貝類660類が扱われている(ただしこのうち49類は、それより深いところから漁船などによって採集されたもので、生態はめったにみられないところから、特に「深海」の項を設けて掲載した)。貝類とは軟体動物の中で、貝殻をもつものを指すので、多板綱(ヒザラガイ類)、二枚貝類、掘足綱(ツノガイ類)および腹足綱の前鰓亜綱(巻き貝)が主体を占めているが、少数の有殻後鰓類と頭足類(アオイガイ類)も集録してある。