- おしいれのぼうけん
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- 価格
- 1,540円(本体1,400円+税)
- 発行年月
- 1986年10月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784494006069
[日販商品データベースより]
お昼寝前に、ミニカーのとりっこでけんかをしたさとしとあきらは、先生に叱られておしいれに入れられてしまいます。そこで出会ったのは、地下の世界に住む恐ろしいねずみばあさんでした。
ふたりをやっつけようと、追いかけてくるねずみばあさん。でも、さとしとあきらは決してあきらめません。手をつないで走りつづけます―。80ページものボリュームがありながら、かけぬけるように展開するふたりの大冒険。1974年の刊行以来多くの子どもたちが夢中になり、版を重ねてきました。累計239万部を超えるロングセラー絵本。
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ユーザーレビュー (8件、平均スコア:4.6)
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「今日は、本を読もう。」プロジェクト
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『今日、読みたくなる本』フェアコメント -最初の1冊は、これでした。
小学生の時に読んで、凄く怖かった。大人なった今でも怖いかも・・・
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あおひなレストラン
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結構、長いです
子供に読み聞かせるにはちょっと長いです。中身を知らずに読んで聞かせると、長い内容を読むのに集中してしまいましたが、良く考えると結構怖い内容。一度内容を頭に入れて、読み方を工夫するなどすると、効果がありそうな本です。
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HonyaClub.comアンケート
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「怖い本」レビューコメント
小さい頃に読んだ絵本の中で、とても印象に残っている絵本。モノクロの絵が幼心に怖い感じがしたような気がする。(pinococo/女性/30代)
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HonyaClub.comアンケート
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「スタッフがおすすめする怖い本」レビューコメント
「ねずみばあさん」のキャラクターが子ども心に怖くて、今でも印象に残っている絵本です。(スタッフW)
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ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
押入れに閉じ込められたら、そこは異空間。モーリス・センダックの「かいじゅうたちのいるところ」と同じで、子供にとって暗闇はとても怖くてとても神秘的な場所なのね。ネズミばあさんはしばらくトラウマ。
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匿名希望
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つよくなれる絵本
子供のころ読んで心に残っている本です。
勇気を出すことって大切だよね。
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マカロン
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冒険物語
ちょっと、絵本にしては長いけど、
ぐいぐい最後まで引き込まれます。
どんな冒険がまっているか、結末はどうなるのか、
とってもおもしろくて、子供にも大人気。
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Honya Clubアンケート
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クリスマスに贈りたい本(オススメコメント)
押し入れの中に夢がある(kaz)
さくら保育園にはこわいものが2つあります。ひとつはおしいれで、もうひとつはねずみばあさんです。先生たちがやる人形劇に出てくるねずみばあさんは、とてもこわくて、子どもたちは「きゃーっ」といったり、耳をふさいだりします。でも子どもたちは人形劇が大好きです。おしいれは、給食のときやお昼寝のときにさわいで言うことをきかない子が入れられるところです。まっくらでこわくて子どもたちは泣いてしまいます。「ごめんなさい」と言っておしいれから出てくるとき、出てきた子も、おしいれに入れた先生も、ほっとします。ある日の昼寝の時間、着替えようとしたあきらのポケットから赤いミニカーが落ちました。さとしが「かして」と言い「だめだよ」と言うあきらととりあいになって、ふたりは昼寝している子どもたちの上を走り回りました。先生が「やめなさい」と言ってもやめません。ふんづけられた子どもたちが「いたい!」と悲鳴をあげ、怒った先生はあきらをおしいれの下の段に、さとしを上の段に入れてぴしゃっと戸をしめてしまいました。最初は泣きべそをかき腹をたてたふたりですが、なかなか「ごめんなさい」を言いません。そろっておしいれの中から戸をけとばし、汗ぐっしょりで戸を押さえる先生たちも困ってしまいます。とうとうあきらが「ぼく、もうだめだよ」とあきらめそうになりました。さとしとあきらは上の段と下の段で、汗でべとべとの手をにぎりあい、おしいれの冒険がはじまります・・・。1974年に発売されて以来、子どもたちの圧倒的な支持を誇り、読み継がれる本になった『おしいれのぼうけん』。作者の古田足日さんと田畑精一さんはじっさいに保育園で取材をし、話し合いを重ねて物語を作り上げたそうです。ほぼ鉛筆一本で描かれた世界のなかに、ねずみばあさんの存在感と子どもたちの躍動感があふれ、物語にぐぐっとひきこまれていきます。発売から何十年たってもねずみばあさんがすぐそばにいるような、子どもたちの汗がにじんだ手のひらの熱さが伝わってくるような気がする読み物絵本です。
(絵本ナビライター 大和田佳世)
ロングセラーだということで興味を持ちました。
絵本ですがかなりの長編です!ハラハラドキドキさせられる冒険物語であると同時に、友情、勇気、成長などの要素がいっぱい。
モノクロの鉛筆画がメインですが、ほとんど毎ページに挿絵があり、所々に現れるカラーの絵がとても印象的です。
普段はカラフルでかわいらしい物語が好き、しかも恐がりな3歳後半の娘。こんなに長い冒険物語は初めてです。ちょっと早いかなぁと思いつつ読み聞かせてみたら、まるで物語に吸い込まれたかのように最後まで聞き入っていました。
文章がわりと平易で、小さい子にもわかりやすいと思います。子供になじみのある日常の光景とファンタジーがちょうどよく混在しているのがいいのかな?日本に住んでいないので「おしいれ」を普段目にすることもなく、「デゴイチ」とか「こうそくどうろ」、「まるたんぼう」、「すいぎんとう」など、娘が初めて出会う言葉もたくさんありましたが、挿絵に助けられてそれなりに理解しているようです。
はじめ、悪さをした子供を押し入れに閉じ込めて恐怖を体験させることで「ごめんなさい」と言わせるという、先生のやり方に違和感を感じながら読みました(開いている穴をガムテープでふさいじゃうところなんてギョッとしましたよ)。だけど、この物語はそれを肯定しているわけではないんですね。先生も先生なりに答えを手探りの状態。日々躾に悩む私たち大人が考えさせられる部分でもありました。
物語の最後…
「さくらほいくえんには、とてもたのしいものが ふたつあります。ひとつは おしいれで、もうひとつは ねずみばあさんです。」
この文を読んで、ぜひみなさんにも笑顔になってもらいたいなあと思いました。
ロングセラー、うなずける作品です。(いちがつにがつさん 30代・その他 女の子3歳、男の子0歳)
【情報提供・絵本ナビ】