開発と低開発

ポスト・ケインズ派の視角
岩波現代選書　
Ａｓｐｅｃｔｓ　ｏｆ　ｄｅｖｅｌｏｐｍｅｎｔ　ａｎｄ　ｕｎｄｅｒｄｅｖ

岩波書店
ジョーン・ロビンソン　西川潤　

• 価格: 1,980円（本体1,800円＋税）
• 発行年月: 1986年11月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784000047845

内容情報

[BOOKデータベースより]

南北問題はますます重要性を増しているが、その経済的現実を理解するための有効な理論は少ない。『資本蓄積論』などで日本でも高名な著者は、本書で、ポスト・ケインズ派の理論的視角を初めて南北問題に適用した。貧困、資本蓄積、工業化、貿易、金融などの諸問題に関する正統派の経済理論を批判し、従来の型の経済成長にかわる代替的な発展方向を展望する。鋭い分析が平易な叙述と相まって、南北問題を考える上で最良の手引となろう。

第１章　誤った諸教説
第２章　余剰と蓄積
第３章　土地と労働
第４章　一次産品貿易
第５章　援助と借款
第６章　従属的工業化
第７章　軍備拡張
第８章　いま、何をなすべきか