- アンジュール
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ある犬の物語
- 価格
- 1,540円(本体1,400円+税)
- 発行年月
- 1986年05月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784892389573
[BOOKデータベースより]
絵本の原点 感動の一冊
[日販商品データベースより]疾走する車から路傍に投げ捨てられた1匹の犬。犬は車をもとめて走り、野から浜辺へ、汀から道へ。その長いさすらいの一日を、卓越したデッサンで描く感動の絵本。
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ユーザーレビュー (3件、平均スコア:5)
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
元祖「大人の絵本」いろんな読み方ができます。
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朔
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絵ってすごい
文字は一切使わずに、絵だけで物語を伝える技術が素晴らしいです。
主人公である犬の仕草や顔の向きだけで、感情が伝わってきます。
眺めるだけでもいいし、自分でストーリーを作って読み聞かせるのも楽しいです。
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Honya Clubアンケート
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クリスマスに贈りたい本(オススメコメント)
絵本です。字はありません。デッサンのような鉛筆描きの絵だけで構成され、カラフルじゃありません。でも、とても心に響きます。字が読めないこどもも読めるようになったこどもも、そして大人もそれぞれの視点で感じられるいい絵本です。(ちゃんば)
犬が車から捨てられてしまいます。走り去る車、それを追う犬。犬はずっと車を追います。でも車は見えなくなってしまいます。犬はにおいをかぎ始め、方向を見定めると歩き始めますが、犬が道路へ出たせいで車同士が衝突し、大事故に。犬はそれを振り返りながらも、ひたすらに歩き続けます。あきらめて野をさまよう犬。そして街にたどり着き、ひとりぼっちの子どもと出会うのでした。
字のない絵本です。白黒のデッサン画がこの絵本のすべてです。ですがそこに登場する犬や景色は何と生き生きとしていることでしょうか!1本のエンピツでこれだけの世界を描けるのかと唸ってしまう作品です。
鉛筆一本でこんな絵本が描けるなんていいなぁ…
なんて軽く言ったら 娘に叱られました。
仕上がりの1ページの為に何枚のデッサンがあると思ってるの?
(以前 この方を取り上げたテレビ番組を見た事があるんだとか。)
娘曰く 1ページ作るのに
100枚単位での下絵を書いているのだそうです。
言われてみれば…
だからこそ 文章が全くない絵本にも関わらず
犬の気持ちの変動や、あてもなく歩きまわった草原の広さを
深く想像する事ができるのだと思います。
悲しい場面ばかりが続き 後半に入っても
犬を置き去りにした車のことが頭から離れません。
最後の場面で一瞬救われますが
この犬が出会った子どもも一人で旅していたのでしょうか。
そんな子どもの背景を想像すると
これまた哀しい気持ちになりそうですが
この出会いが 1匹と1人の心をあたためることになったのは
一目瞭然のラストです。
ひとりぼっちの寂しさがずっしりと心に響いてくる絵本です。(西の魔女さん 30代・福岡県 女の子15歳、男の子11歳)
【情報提供・絵本ナビ】