[日販商品データベースより]
昔、北国にたくさんいたという雪女のお話。村の男と夫婦になった雪女は、じぶんが雪女とさとられると、男を凍らせて消えてしまいます。これでは男が減るばかりと怒った村の女たちは、ぼかぼかと火を燃やし、雪女はこれに負けじと男たちを凍らせます。そんななか、ひとりの優しい雪娘が若い男のもとへたどり着き、一目ぼれをしたふたりは雪に隠れて暮らしはじめます。そこに、仲間のひとりがいないと気づいた雪女たちがやってきて……。従来の雪女のイメージとはひと味違う、創作昔話。
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昔、北国にたくさんいたという雪女のお話。村の男と夫婦になった雪女は、じぶんが雪女とさとられると、男を凍らせて消えてしまいます。これでは男が減るばかりと怒った村の女たちは、ぼかぼかと火を燃やし、雪女はこれに負けじと男たちを凍らせます。そんななか、ひとりの優しい雪娘が若い男のもとへたどり着き、一目ぼれをしたふたりは雪に隠れて暮らしはじめます。そこに、仲間のひとりがいないと気づいた雪女たちがやってきて……。従来の雪女のイメージとはひと味違う、創作昔話。
このお話は昔話を元にした今江さんの創作昔話です。
よくある雪女の話とはちょっと違ったひとりの雪女の恋の物語でした。
雪女のもとの姿が「つらら」という発想も面白かったです。
最初の4ページくらいめくったときは、雪女の伝説をいろいろまとめた短編作品なのかと思いましたが、後半は一人の「ゆきむすめ」にスポットを当てていて、じっくり読ませてくれました。
赤羽さんの描く、雪国の世界観がとても素敵でした。
風みたいになって飛んでいく雪女たちの姿が、妖っぽく印象に残りました。
主人公の「ゆきむすめ」が好きになった村の男は、初めて会った時はぼさぼさの頭に無精ひげを生やしていたのに、
ゆきむすめと夫婦になった後のシーンで登場するときは、頭もこざっぱり結んでいて、ひげも剃っているんですよ。
嫁さんの力はすごいなぁと、思いました。
何回か読み返しましたが、とても余韻の残る素敵なお話なので、今度ぜひ、子どもたちに読んでみたいです。
小学校4年生くらいからいかがでしょうか。(てんぐざるさん 50代・埼玉県 女の子20歳)
【情報提供・絵本ナビ】