[BOOKデータベースより]
著者がコペル君の精神的成長に託して語り伝えようとしたものは何か。それは、人生いかに生くべきかと問うとき、常にその問いが社会科学的認識とは何かという問題と切り離すことなく問われねばならぬ、というメッセージであった。著者の没後追悼の意をこめて書かれた「『君たちはどう生きるか』をめぐる回想」(丸山真男)を付載。
1 へんな経験
2 勇ましき友
3 ニュートンの林檎と粉ミルク
4 貧しき友
5 ナポレオンと四人の少年
6 雪の日の出来事
7 石段の思い出
8 凱旋
9 水仙の芽とガンダーラの仏像
10 春の朝
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ユーザーレビュー (5件、平均スコア:5)
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HonyaClub.comアンケート
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「夏の文庫100冊 2013」レビューコメント
様々な経験を経て成長していくコペルくんの姿が心に残りました。人間関係に悩んでいたとき、「自分の生き方」を見つけるきっかけになった一冊です。人間が生きていく上で大切なことは何かを学べ、同時に考えさせられる本だと思います。(H@SE/男性/10代)
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ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【その他】 社会人になってから先輩に勧められて読んだので、本来の本書の読者対象とは外れていたのですが、読後に「中学生の時に読んでいれば」という強い思いに駆られた一冊です。主人公「コペル君」が成長するために味わう数々の障害や選択肢は、誰しも小中学生の時に通る道であることばかりで、自分自身が経験した特定の一場面が描かれているような気がするほどでした。いまからでも遅くない、これから生きていくうえで大事にしていきたい自分のあり方が示されているように感じました。また、本書が「日本少年国民文庫」の一冊として刊行されたのが、昭和12年という日中戦争勃発の年というところで、ステレオタイプな戦前像が自分のなかで変わった一冊でもあります。
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ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【その他】 物語の主人公は、多感な中学生「コペル君」。その揺れ動く心に、父親代わりの叔父さんが伴走します。ブレも衒いもない、「確かな大人」として。初読は十歳の時でした。その後も繰り返し読みました。長年、父が心を患っていたので、ほとんど言葉を交わすことがなく、この本を父親のように慕っていた時期がありました。物語のほうはというと、上級生にすごまれたコペル君が、保身に駆られて級友を裏切ってしまうエピソードが印象深いです。作家となった今、組織人の保身を綴るたび、自問せずにはおれません。お前は「確かな大人」になったか?
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ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
生きるとは何か、自分とは何か、様々なことに悩む若者に是非一読頂きたい一冊です。大人になってから読むと、悩んでいた過去と向き合い、忙しさに追われて考えなくなっていることに目を向ける、いいきっかけにもなると思います。
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APO
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中学生から大人まで
中学二年生の主人公「コペル君」が学校生活や私生活で遭遇する様々な経験から、人間と社会の関係やその中でわたしたちはどのように生きていくべきなのか、ということをわかりやすく説いた本。
高校生の時に読みましたが、中学生くらいの時に出会いたかったなと思った記憶が。
大人になってから読み返してもきっと新しい発見がある本だと思います。
「自分が消費するものよりも、もっと多くのものを生産して世の中に送り出している人と、何も生産しないで、ただ消費ばかりしている人間と、どっちが立派な人間か、どっちが大切な人間か?」
物語の主人公は、多感な中学生「コペル君」。その揺れ動く心に、父親代わりの叔父さんが伴走します。ブレも衒いもない、「確かな大人」として。初読は十歳の時でした。その後も繰り返し読みました。長年、父が心を患っていたので、ほとんど言葉を交わすことがなく、この本を父親のように慕っていた時期がありました。物語のほうはというと、上級生にすごまれたコペル君が、保身に駆られて級友を裏切ってしまうエピソードが印象深いです。作家となった今、組織人の保身を綴るたび、自問せずにはおれません。お前は「確かな大人」になったか?
横山秀夫/作家
3 SPECIAL BOOKS掲載日:2012/12/27
【情報提供・3 SPECIAL BOOKS】
社会人になってから先輩に勧められて読んだので、本来の本書の読者対象とは外れていたのですが、読後に「中学生の時に読んでいれば」という強い思いに駆られた一冊です。主人公「コペル君」が成長するために味わう数々の障害や選択肢は、誰しも小中学生の時に通る道であることばかりで、自分自身が経験した特定の一場面が描かれているような気がするほどでした。いまからでも遅くない、これから生きていくうえで大事にしていきたい自分のあり方が示されているように感じました。また、本書が「日本少年国民文庫」の一冊として刊行されたのが、昭和12年という日中戦争勃発の年というところで、ステレオタイプな戦前像が自分のなかで変わった一冊でもあります。
本多秀臣/編集長
3 SPECIAL BOOKS掲載日:2013/02/21
【情報提供・3 SPECIAL BOOKS】