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[BOOKデータベースより]
ドイツ近代の「台所」「竈」の歴史をたどりつつ、やがて訪れるナチスは、どのようにキッチンを、そして栄養やエネルギーまでもを改変し、ファシズムに取り込んだのか。当時のレシピやキッチンの設計図など、入手できる限りの史料をつぶさに踏査し、「1分チャージ」のキャッチフレーズで知られるように栄養をとりこめば事足れりとする機能性重視の現代の食生活こそ、まさにナチス時代のそれだった、という歴史を検証しています。
序章 台所の環境思想史
[日販商品データベースより]第1章 台所空間の「工場」化―建築課題としての台所
第2章 調理道具のテクノロジー化―市場としての台所
第3章 家政学の挑戦
第4章 レシピの思想史
第5章 台所のナチ化―テイラー主義の果てに
終章 来たるべき台所のために
国民社会主義(ナチス)による支配体制下で、人間と食をめぐる関係には何が生じたのか? この強烈なモティーフのもと、竃(かまど)からシステムキッチンへ、近代化の過程で変容する、家事労働、レシピ、エネルギーなどから、「台所」という空間のファシズムをつぶさに検証し、従来のナチス研究に新たな一歩を刻んだ画期的な成果。第1回(2013年度)河合隼雄学芸賞を受賞した、著者の代表作。