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[BOOKデータベースより]
多元化・多中心化する転換期の世界において、〈共同体〉という原理で社会を捉えることが難しくなりつつある―異なる存在が異なったまま形成されるような〈共同体〉のオルタナティヴの集合体を、私たちは想定することができるだろうか?人類学者としてインド・ネパールや日本の東北地方を中心に各地でフィールドワークを行なう一方で、第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展に参加するなど実践的に芸術に取り組む著者が、〈共同体〉に代わる原理として〈共異体〉を提唱する。人類学と芸術を往還しながら、その概念を再創造し拡張することで、〈共異体〉の人類学的理解の地平を拓く。
序論 共異体はなぜそう呼ばれるのか
[日販商品データベースより]第1部 「共異体論」序説(知の共異性をめぐって―アグノトロジーと存在論の人類学;外臓と共異体の人類学(聞き手:唐澤太輔))
第2部 共異体をめぐるフィールドワーク(共異体のフィールドワーク―多島海からの世界制作へ向けて;Cosmo‐Eggs 宇宙の卵;「地表空間」をめぐる旅と創造―生の軌道としての民族誌的芸術;生と死をふくむ風景―神話から考える未来の死との関係;魂の共異体としての遠野;獣の肉を食い、獅子の腹から生まれる―獣頭芸能に見る複数種)
第3部 芸術人類学の拡張(「共異体」としてのキメラ―人間と動物のあいだに;アートと人類学の地殻変動;サイボーグ・複数種・堆肥体―ダナ・ハラウェイによるコンタクト・ゾーンの拡張;異化されたゾミアの物語―アピチャッポン・ウィーラセタクン『真昼の不思議な物体』をめぐって;トールキンと現代の神話―準創造という概念をめぐって;「包み」と贈与 贈り物の根底を支えるもの)
第4部 共異体としてのジオカルチャー(鳥海山麓 ジオカルチャー;鳥海山麓 野生めぐり;コンタクト・ゾーンとしての秋田―『木村伊兵衛の秋田』をめぐって;魂と世界の表現について―「表現の生態系」展のために;鬼とパンク 天龍村坂部冬祭りについて;「東北」の芸術は可能か?;危機を乗り越える二つの方法)
★作品社公式noteで「序論」全文公開中→「共異体の人類学 試し読み」で検索!
共に生きる、を問う。
多元化・多中心化する転換期の世界において、〈共同体〉という原理で社会を捉えることが難しくなりつつある−−異なる存在が異なったまま形成されるような〈共同体〉のオルタナティヴの集合体を、私たちは想定することができるだろうか?
人類学者としてインド・ネパールや日本の東北地方を中心に各地でフィールドワークを行なう一方で、第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展に参加するなど実践的に芸術に取り組む著者が、〈共同体〉に代わる原理として〈共異体〉を提唱する。人類学と芸術を往還しながら、その概念を再創造し拡張することで、〈共異体〉の人類学的理解の地平を拓く。気鋭の人類学者による待望の初単著。
「本書に登場する共異体は身体であり、社会関係であり、記号表現であり、技術の様態であり、政治思想であり、芸術表現やデザインであり、地域の歴史であり、同時にそれら以上のものでもある。」――本書より
◎装画:是恒さくら《鮭人》
【目次】
序論 共異体はなぜそう呼ばれるのか
第1部 「共異体論」序説
1 知の共異性をめぐって――アグノトロジーと存在論の人類学/2 外臓と共異体の人類学(聞き手:唐澤太輔)
第2部 共異体をめぐるフィールドワーク
1 共異体のフィールドワーク――多島海からの世界制作へ向けて/補遺1 多良間島のウプリ行事/補遺2 島々の伝承をめぐって――創作神話「宇宙の卵」の背景/2 Cosmo-Eggs 宇宙の卵/3 「地表空間」をめぐる旅と創造――生の軌道としての民族誌的芸術/4 生と死をふくむ風景――神話から考える未来の死との関係/5 魂の共異体としての遠野/6 獣の肉を食い、獅子の腹から生まれる――獣頭芸能に見る複数種の想像力
第3部 芸術人類学の拡張
1 「共異体」としてのキメラ――人間と動物のあいだに/2 アートと人類学の地殻変動/3 サイボーグ・複数種・堆肥体――ダナ・ハラウェイによるコンタクト・ゾーンの拡張/4 異化されたゾミアの物語――アピチャッポン・ウィーラセタクン『真昼の不思議な物体』をめぐって/5 トールキンと現代の神話――準創造という概念をめぐって/6 「包み」と贈与 贈り物の根底を支えるもの
第4部 共異体としてのジオカルチャー
1 鳥海山麓 ジオカルチャー/2 鳥海山麓 野生めぐり/3 コンタクト・ゾーンとしての秋田――『木村伊兵衛の秋田』をめぐって/4 魂と世界の表現について――「表現の生態系」展のために/5 鬼とパンク 天龍村坂部冬祭りについて/6 「東北」の芸術は可能か