[BOOKデータベースより]
江戸時代、江戸から南へ約六百キロの絶海の孤島、鳥島に、幾度も日本人漂流民が流れ着いた。活火山の島で、食料は海藻や貝、アホウドリ程度。この極限状況の中で彼らを支えたのが、洞窟だった。洞窟には過去、島から脱出した者たちが、鍋、釜などの生活具や、脱出の経緯などを記した伝言を残していた。これに力を得た漂流者たちはその洞窟に住み、自身が島を脱出する際にも後の漂流者を想い、持てる限りの物資や伝言を洞窟に残したという。現地鳥島に渡り、漂流民たちの壮絶な生に迫る渾身のノンフィクション。
命をつなぐ洞窟
アホウドリ先生
残された日誌
パイオニアたちの遺産
気象観測員と火山
波涛を越えて
決死の上陸
溶岩地帯をゆく
白米と風呂
漂流の日々を追う
脱出への道のり
生還者たち
探検の回廊
可能性の扉
江戸時代を航空写真で
科学的論証
もう一つのドラマ
江戸時代、流刑地・八丈島よりさらに三百キロ南にある鳥島に、十数年おきに日本人漂流民が流れ着いた。
窮地に立たされた彼らの前に姿を現した洞窟。
そこには、歴代の漂流者が生きる術を記した書き置きが残されていたという。
その洞窟は、今もあるのか。
『ロビンソン漂流記』のモデルとなった漂流民の住居跡を発見し
世界に報じられた探検家が、鳥島を踏査。
漂流民たちの劇的な生涯に迫る壮大なノンフィクション。
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