[BOOKデータベースより]
迷信的な考え方が根強い江戸時代において、観測と実験を重視した天文科学者麻田剛立。実証に徹するその姿勢は、間重富・高橋至時や伊能忠敬らの弟子筋を生み出した。剛立の天体研究を天文塾「先事館」の活動から探り、当時の科学技術・知識の伝播過程や故郷九州豊後の教育風土にも言及。書簡史料も翻刻収録し、日本近代天文学の先駆者の姿に迫る。
第1部 麻田剛立天文学の歴史学的評価(近世天文学史における麻田剛立;麻田剛立の史料)
第2部 天文塾「先事館」の技術・知識とその伝播(麻田剛立と三浦梅園・修齢;近世大坂―豊後間における天文科学技術・知識の伝達)
第4部 麻田剛立・立達の書簡(麻田剛立書簡(往信);麻田剛立書簡(来信) ほか)
迷信的な考え方が根強い江戸時代において、観測と実験を重視した天文科学者麻田剛立。実証に徹するその姿勢は、間重富・高橋至時や伊能忠敬らの弟子筋を生み出した。剛立の天体研究を天文塾「先事館」の活動から探り、当時の科学技術・知識の伝播過程や故郷九州豊後の教育風土にも言及。書簡史料も翻刻収録し、日本近代天文学の先駆者の姿に迫る。