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- ドーナツを穴だけ残して食べる方法
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日経BPM(日本経済新聞出版本部) 日経BPマーケティング
大阪大学ショセキカプロジェクト- 価格
- 990円(本体900円+税)
- 発行年月
- 2019年09月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784532199555
[BOOKデータベースより]
工学、美学、数学、精神医学、歴史学、人類学、応用化学、法学、経済学―。大阪大学の知の精鋭たちは、果たしてドーナツを穴だけ残して食べられるのか?学生たちが企画・編集、大きな反響を呼び、ロングセラーとなったあの名著が、ついに文庫化。
ドーナツの穴談義のインターネット生態学的考察
第1部 穴だけ残して食べるには(ドーナツを削る―工学としての切削の限界;ドーナツとは家である―美学の視点から「ドーナツの穴」を覗く試み;とにかくドーナツを食べる方法;ドーナツの穴の周りを巡る永遠の旅人―精神医学的人間論;ミクロとマクロから本質に迫る―歴史学のアプローチ)
第2部 ドーナツの穴に学ぶこと(パラドックスに潜む人類の秘密 なぜ人類はこのようなことを考えてしまうのか?;ドーナツ型オリゴ糖の穴を用いて分子を捕まえる;法律家は黒を白と言いくるめる?;ドーナツ化現象と経済学;ドーナツという「近代」;法の穴と法規制のパラドックス―自由を損なう行動や選択の自己決定=自由をどれだけ法で規制するべきなのか?;アメリカの「トンデモ訴訟」とその背景)
工学、美学、数学、精神医学、歴史学、人類学、応用化学、法学、経済学――大阪大学の知の精鋭たちは、果たしてドーナツを穴だけ残して食べられるか? 様々なメディアでとりあげられ、ロングセラーとなったユニーク企画を文庫化。
○2014年2月に大阪大学出版会から刊行された同名書の文庫化。
○本書は大阪大学の学生と教員、大阪大学出版会の三者が一緒になって、大阪大学の知を世の中に紹介する本を作りたいという思いから生まれたプロジェクト。2012年春にスタートし、秋にはコンペを行って本企画を採用、出版に至った。第11回出版梓会新聞社学芸文化賞特別賞を受賞している。
○本書の魅力は、それぞれの学問領域ごとに、問題の設定と方法論があることがわかること。例えば、工学ならば「ドーナツという物質を定義し、手段を選び、切削する」であり、数学で言えば「n次元における穴を定義し、次元を超えることで穴を残す」であり、法学で言えば「ドーナツが登場する判例を解釈することによって「穴」を再定義し、穴を残す」となる。
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