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[BOOKデータベースより]
新潟が生んだ三人の偉才、河井継之助、山本五十六、田中角栄。彼らに共通するのは、リーダーとしての先見性、決断力と実行力、世界を意識した国家戦略など優れた資質を持っていたことだ。そしていずれもが「独立」と「富国」を志すが、歴史の大波に翻弄され、劇的な生涯を閉じている。時代の転換期に現れた英雄たちの足跡を徹底検証し、その底流にある「怨念の構造」を明らかにしていくノンフィクション(『怨念の系譜』を改題)。ロッキード事件の真実も初めて語られる…。
序章 継之助、五十六、そして角栄へ―歴史は繰り返す(合縁奇縁の主従;三人の共通点 ほか)
第1章 河井継之助―逆賊と貶められた先覚者(栴檀は双葉より芳し;江戸遊学 ほか)
第2章 山本五十六―太平洋戦争の軍神にされた男(逆賊のエースとして;軍政家・山本五十六 ほか)
第3章 田中角栄―金権政治の権化と蔑まれた異能鬼才(「二二万七六一票は百姓一揆」;人々はなぜ角栄党になったか ほか)
終章 そして怨念が残った
新潟が生んだ偉才、河井継之助、山本五十六、田中角栄。時代の転換期に現れた英雄たちの足跡を徹底検証し、その底流にある「怨念の構造」を明らかにする。角栄を最もよく知る著者の最後の書き下ろしが待望の復刊。
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同郷の3人の英雄を通して、日本を呪縛する「怨念の構造」を壮大なスケールで描く。ロッキード事件の真相も激白。解説:半藤一利。