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[BOOKデータベースより]
第1章 日本民俗学の歴史(紀行・国学から「郷土研究」へ;民俗学の体系化への歩み;民俗学の成立;日本民俗学の戦中戦後史から現代史へ)
第2章 民俗学の方法(民俗伝承学と比較研究法;文献・図像とフィールドワーク;「民具」と「技術」;民俗誌の叙述と地域研究)
第3章 民俗学の現在的課題(高度経済成長と民俗学;自然環境と民俗;社会変容と民俗;引揚者と在日の民俗)
第4章 民俗学と社会貢献(民俗学と学校教育;博物館と民俗学;文化財保護と民俗学;地域活性化と民俗学)
柳田國男が民俗伝承学として日本で創生した民俗学の、独創的で基本的な視点と方法である比較研究法の重要性と有効性を再確認する新しいシリーズ。日本の農山漁村や町場や都市の生活の変貌をふまえ、平準化が進む中で多様な列島の生活文化をみてきた民俗学の、具体的なフィールド・データの蒐集とその分析にもとづく学問としての冷静な見識を示す。隣接する文化人類学や社会学や歴史学の成果も含め、日本民俗学がこれまで蓄積できてきた研究実績を整理し直すことによって、何が明らかにされ、何が明らかにされていないか、それぞれの研究テーマについての日本民俗学の現在の研究水準を広く社会に発信するとともに、次世代の民俗学研究者に継承する。
〔本巻の内容〕歴史(日本民俗学の成立)/方法(民俗伝承学と比較研究法,文献・図像・フィールドワーク,民具,民俗誌)/現在的課題(高度経済成長,自然環境,社会変容,移住者,学校教育)/社会貢献(博物館,文化財保護,地域活性化)
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