- 穴あきエフの初恋祭り
-
- 価格
- 726円(本体660円+税)
- 発行年月
- 2021年07月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784167917234
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[BOOKデータベースより]
わたしは魚籠透と、プラハ帰りの那谷紗を空港で迎えた。歴史ある建物が壊されてゆくキエフでの、月夜のコンサート。古い通りを歩き、町を見下ろす丘の上に登り、空に向けて提灯灯籠を縦に流す―。加速する時代の速度に飲み込まれるように、抗うように生まれた想像力が鮮烈なイメージを残す短篇集。
[日販商品データベースより]近づいたかと思えば遠ざかり、遠ざかると近づきたくなる、意識した瞬間にするりと逃げてしまうもの――。
十年ぶりに再訪したはずの日本(「胡蝶、カリフォルニアに舞う」)、重ねたはずの手紙のやりとり(「文通」)、何千何万年も共存してきたはずの寄生虫(「鼻の虫」)、交換不可能な私とあなた(「ミス転換の不思議な赤」)。
ドイツと日本の間で国と言語の境界を行き来しながら物語を紡ぎ、『献灯使』で全米図書賞(翻訳部門賞)を受賞するなど、ますます国際的な注目が集まる言語派作家・多和田葉子さん。「移動を続けること」が創作の原動力と語る著者が、加速する時代の速度に飲み込まれるように、抗うように生まれた想像力が鮮烈なイメージを残す7つの短篇集。