- 脳のなかの文学
-
- 価格
- 681円(本体619円+税)
- 発行年月
- 2009年01月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784167758011
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 漱石と鉄道
-
価格:1,870円(本体1,700円+税)
【2020年04月発売】
- 柳田國男のペン 書入れにみる後代へのメッセージ
-
価格:4,950円(本体4,500円+税)
【2022年11月発売】
[BOOKデータベースより]
漱石のユーモアは、どのような痛ましい内面生活から生まれたのか。小林秀雄の評論に深く隠された動機とは。宇宙のなかの謎めいた存在でありながら、時代に拘束されもする人間は、文学、そして芸術という活動に何を求めてきたのか。「クオリア」という概念でしなやかに解明される、この人間的営みの深奥。
世界を引き受けるために
クオリアから始まる
可能性としての無限
日常の由来するところ
豊饒の海を夢見て
生きた時間はどこに行くのか
見られることの喜びと哀しみ
「スカ」の現代を抱きしめて
観念世界のリアリティ
複製技術時代
愛することで、弱さが顕れるとしても
真実の瞬間
感じるものにとっては、悲劇として
文学と科学の間に
言葉の宇宙と私の人生
衝突に託された福音