[BOOKデータベースより]
不平等や格差の議論は、そもそも、いつから、誰がしてきたのか―。トマ・ピケティ『21世紀の資本』で火がついた「不平等との闘い」二六〇年の学問的軌跡を、丹念に紐解く。
はじめに―ピケティから、ルソーとスミスへ
スミスと古典派経済学―「資本主義」の発見
マルクス―労働力商品
新古典派経済学
経済成長をいかに論じるか
人的資本と労働市場の階層構造
不平等ルネサンス(「クズネッツ曲線」以後;成長と格差のトイ・モデル;資本市場の完成か、再分配か)
ピケティ『21世紀の資本』
ピケティからこころもち離れて
不平等や格差の議論は、そもそも、いつから、誰がしてきたのか。トマ・ピケティ「21世紀の資本」で火がついた「不平等との闘い」260年の学問的軌跡を、丹念にひもとく。
なぜ不平等は生まれるのか? どうすれば平等に近づけるか? 経済学者たちが問い続けてきた二六〇年間の議論が、この一冊で分かる!