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[BOOKデータベースより]
日本人の本当の姿が見える昭和30年代を、政治、文芸、映画、音楽、テレビ、犯罪、災害など、世相の硬軟をとりまぜて、ユニークな視点からふり返る。大好評シリーズ第三弾。
はじめに―時代区分は必要か
昭和30年代はなんでこなんに懐かしいのだろう―まずは“小さい幸せ”が大事な時代だった
「この幸せを手放せない」60年安保の気分―60年安保反対闘争/三井三池争議/蜂ノ巣城攻防戦
「清張」も「風太郎」も必要だった―小説が教師だった時代
アッという間に水が来た―犯罪と災害の世相史
巨匠の映画でこの時代の生活をさぐろう―小津・成瀬・黒澤の「鍵」「カーテン」
こんなにB、C級映画ばかり見ていた―ジャンク映画と言うなかれ
音楽は時代の変化そのものだった―ロカビリーからフォーク・ソングまで
その時、テレビは何をしていたか―外国テレビ映画とコメディの花盛り
歴史の真実は落ち穂ひろいにあり―その落ち穂ひろいからこぼれたこと