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[BOOKデータベースより]
未知数を文字で置き換えた数式を扱う方程式論と、ものの形を扱う「シンメトリー」の科学とは、同じ数学でも真逆の2分野に思える。しかし実際は、方程式論でのブレイクスルーが、シンメトリーの科学を華々しく開花させたのだ。数学史を知る醍醐味とは、このような思いがけないつながりを知ることにほかならない。方程式をめぐる数世紀来の難問として、4次方程式までの解の公式があるのに、5次方程式ではどうしても見つからない、ということがあった。この難題を弱冠二十歳で解決したのがフランスの数学者、ガロアである。この問題を解くために彼が独力で創りあげた理論はあまりの抽象度の高さゆえ、その本質を数学者からさえ長年理解されなかったが、やがてそれが方程式論の枠におさまるどころか、「対称性」に関わるあらゆる領域の問題解決に役立つ、いわば「シンメトリーの言語」であることが次第に明らかになっていった。この、「シンメトリーの言語」をもとに、シンメトリーの科学がいかに花開いたか。超ひも理論や相対論から視覚の科学、15パズルやルービックキューブの「玩具」、果ては音楽まで、広範な分野の話題を縦横に配し、関係した不遇の数学者をめぐるエピソードをちりばめつつ、練達のサイエンスライターが滔々と語る数学物語。
1 対称性
[日販商品データベースより]2 対称性を見る心の目
3 方程式のまっただ中にいても忘れるな
4 貧困に苛まれた数学者
5 ロマンチックな数学者
6 群
7 対称性は世界を支配する
8 世界で一番対称なのはだれ?
9 ロマンチックな天才へのレクイエム
方程式の解を巡る古来の謎を追究すると意外にも、数理科学に欠かせない主題「対称性」に行き着く。シンメトリーを切り口に、物理学や芸術、人為の及ばぬ自然界と縦横無尽に語った、ひたすら面白い数学読本。