- UNーGO因果論
-
- 価格
- 880円(本体800円+税)
- 発行年月
- 2012年02月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784150310592
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 100分間で楽しむ名作小説 白痴
-
価格:660円(本体600円+税)
【2024年11月発売】
- 暗い青春
-
価格:748円(本体680円+税)
【2023年12月発売】
- 安吾探偵事件帖
-
価格:1,100円(本体1,000円+税)
【2024年05月発売】

ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。
-
HonyaClub.comアンケート
-
「オススメの夏の文庫100冊」レビューコメント
原作の安吾捕物帖が世相を映したように、本作も鬱屈とした当世を描いている。戦後の荒廃した世界、混乱したままの日本、瓦礫の山の新宿。現実とは異なる、しかしこの薄氷を踏み外せば、と想像できる世界。そんな夢とも現ともつかない世界でも人は変わらない。何かに縋ろうと、利用しようとし、組織は空転する。主人公である新十郎も混乱している。ある事件から時が止まったままでいる。夢の中のような彼は、この世界に堕ちていく私と漸近する。どうしようもない世界を生きて堕ちていく。世界を変えようとはしない。探偵は謎を解く。ただ、その謎を作るのもまた探偵である。人は美しいもの楽しいことを愛するように正しいことを愛する。この正しいことを愛する象徴が探偵である。探偵は正しいことを愛するために謎を作る。美しいものや楽しいことと何ら変わらない。本作はミステリの「謎」というものを教えてくれる。(安井/男性/20代)
[BOOKデータベースより]
“敗戦”後の近未来日本。I国から帰国したばかりの“探偵”は新興宗教団体・別天王会での連続不審死事件の捜査協力を依頼された。姿の見えない獣が出現するというその事件は、“探偵”が口を閉ざす過去、行動を共にする奇妙な少年・因果と密接な関係があった―坂口安吾『安吾捕物帖』原案のアニメ「UN‐GO」の劇場公開作を脚本家自身がノヴェライズした「因果論」に加え、小説版オリジナルの前日譚100枚を特別収録。
[日販商品データベースより]近未来の東京。探偵の新十郎と因果が怪死事件に挑む。坂口安吾『安吾捕物帖』原案作。