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ユーザーレビュー (2件、平均スコア:2.5)
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- テツヤ ワカウラ
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吉田先生は時代遅れ
吉田先生は、40年前は、優れた学者だった。40年前でストップしている。ソ連崩壊により、ソ連の公文書が公開されたが、それをフォローできていない。この本の内容自体に異論はないが、今、これを出版する必要があるか、大きな疑問がある。
- 北区の太
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これでは勝てない
これまで色々と分析されて来た日中戦争から第二次世界大戦(筆者はこれを総称して「アジア・太平洋戦争」としている。今はもうこの呼称の方が一般的なのか?)を、兵士目線と組織・体制論(これは最後には明治憲法に分析に行き着くのだが)から分析した好著。歯科治療の等閑、覚醒剤の濫用、古参兵の私刑、指揮命令系統・責任の曖昧さ、通信手段の貧弱、機械化の立ち遅れ、圧倒的な物量差等、日本軍のディスアドバンテージを挙げて行けば切りがなく、その欠点を認識した上で、戦略的・戦術的な対策を講じて臨んでいたというのであればともかく、実態はそこから目を背け、都合の悪い情報はなかったことにする独善性、情報不足による非現実的な指令とそのタイムラグ、これでは勝てるはずがない。非合理性は改善されることなく、相手への冷静・正当な分析・評価もなく、最後まで精神論(神国日本には「神風」が吹く、日本民族は世界で最優秀)で突き進んだ結果があの敗戦であることを、正しく認識させてくれる一冊。日本軍の数少ない優秀な点を挙げて、「こうすれば勝っていた」という論調の本も多々あるが、それは偏った見方ではないかということを気付かせてくれる。一人でも多くの日本人に読んで欲しいと思った。
[BOOKデータベースより]
310万人に及ぶ日本人犠牲者を出した先の大戦。実はその9割が1944年以降と推算される。本書は「兵士の目線・立ち位置」から、特に敗色濃厚になった時期以降のアジア・太平洋戦争の実態を追う。異常に高い餓死率、30万人を超えた海没死、戦場での自殺と「処置」、特攻、体力が劣悪化した補充兵、靴に鮫皮まで使用した物質欠乏…。勇猛と語られる日本兵たちが、特異な軍事思想の下、凄惨な体験を強いられた現実を描く。
序章 アジア・太平洋戦争の長期化(行き詰まる日中戦争;長期戦への対応の不備―歯科治療の場合 ほか)
[日販商品データベースより]第1章 死にゆく兵士たち―絶望的抗戦期の実態1(膨大な戦病死と餓死;戦局悪化のなかの海没死と特攻 ほか)
第2章 身体から見た戦争―絶望的抗戦期の実態2(兵士の体格・体力の低下;遅れる軍の対応―栄養不良と排除 ほか)
第3章 無残な死、その歴史的背景(異質な軍事思想;日本軍の根本的欠陥 ほか)
終章 深く刻まれた「戦争の傷跡」(再発マラリア―三〇年以上続いた元兵士;半世紀にわたった水虫との闘い ほか)
310万人に及ぶ犠牲者を出した先の大戦。実はその9割が1944年以降と推算される。本書は「兵士の目線・立ち位置」から、特に敗色濃厚になった時期以降のアジア・太平洋戦争の実態を追う。異常に高率の餓死、30万人を超えた海没死、戦場での自殺・「処置」、特攻、劣悪化していく補充兵、靴に鮫皮まで使用した物資欠乏……。勇猛と語られる日本兵たちが、特異な軍事思想の下、凄惨な体験をせざるを得なかった現実を描く。