- グッド・バイ 改版
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- 価格
- 605円(本体550円+税)
- 発行年月
- 2008年09月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784101006086
[BOOKデータベースより]
被災・疎開の極限状況から敗戦という未曽有の経験の中で、我が身を燃焼させつつ書きのこした後期作品16編。太宰最後の境地をかいま見させる未完の絶筆『グッド・バイ』をはじめ、時代の転換に触発された痛切なる告白『苦悩の年鑑』『十五年間』、戦前戦中と毫も変らない戦後の現実、どうにもならぬ日本人への絶望を吐露した2戯曲『冬の花火』『春の枯葉』ほか『饗応夫人』『眉山』など。
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
太宰治も幼い頃からあれこれと読んで来た。映画『人間失格』では画家志望の主人公(生田斗真演ずる)が描く絵を僕が担当させていただいたが、『人間失格』よりなによりいちばん好きなのは『グッド・バイ』。山崎富栄との入水により還らぬ人となった太宰治の絶筆となった『グッド・バイ』は未完であるが、その他の太宰治作品にない突き抜け切った朗らかさが燦燦ときらめいて、大好きだ。筆致は絶好調で、何故ここで途切れなくてはならないか、不思議でならない。太宰治は水に沈み流されながら、まだ書きたかったんじゃないかなと妄想が膨らむ。そんな想いをもとに、劇団針の穴第2回公演の一出し物として、人形と映像と朗読によるコント「レディ・ファウスト或いは女メフィスト曰く、グッドバイおさむちゃん」を構想し、上演した。という僕にとって特別な作品です。
太宰治も幼い頃からあれこれと読んで来た。映画『人間失格』では画家志望の主人公(生田斗真演ずる)が描く絵を僕が担当させていただいたが、『人間失格』よりなによりいちばん好きなのは『グッド・バイ』。山崎富栄との入水により還らぬ人となった太宰治の絶筆となった『グッド・バイ』は未完であるが、その他の太宰治作品にない突き抜け切った朗らかさが燦燦ときらめいて、大好きだ。筆致は絶好調で、何故ここで途切れなくてはならないか、不思議でならない。太宰治は水に沈み流されながら、まだ書きたかったんじゃないかなと妄想が膨らむ。そんな想いをもとに、劇団針の穴第2回公演の一出し物として、人形と映像と朗読によるコント「レディ・ファウスト或いは女メフィスト曰く、グッドバイおさむちゃん」を構想し、上演した。という僕にとって特別な作品です。
寺門孝之/作家 画家 イラストレーター
3 SPECIAL BOOKS掲載日:2012/09/27
【情報提供・3 SPECIAL BOOKS】