[BOOKデータベースより]
廃棄物でアートをつくり続ける美術家が視る世界。
1 電子ゴミの墓場にて―Ghana
2 バリの夜空に―Moon
3 サステナブル・キャピタリズムへの道―MAGO History
4 新しいイデオロギー―新世界
5 平和と知恵―小豆島 We Are Same Planet
6 余命3日のアートを永遠の命に―Waste St.in NYC
7 無限のベクトル―Other
8 未来のアーティストたち―Superstars
新進気鋭のアーティスト長坂真護の傑作選
ここ数年、廃棄物を利用して作るアートが注目されている。しかもそれらの作品はNFTの普及やSDGsの流れもあり高値で売買されるようになった。中でも今最も注目されているのが、先進国がガーナに投棄した電子機器のゴミを使って作品を造り続けるアーティスト長坂真護だ。2009年に会社が倒産し路上の絵描きとなった長坂氏は、2017年に単身、世界の電子機器の墓場と呼ばれるガーナのスラム街・アグボグブロシーを訪問。そこで、わずか500円の日当で大量の電子ゴミを燃やしながら必死に生きる人々と出会う。目の当たりにしたのは大量のガスを吸い癌になり、命を落とす若者の姿。「彼らの命を犠牲にしてまで、富を形成することがそんなに大事なことなのか?アートの力でこの真実を伝えたい」と誓った長坂氏は帰国後その電子ゴミを使って、スラム街で暮らす人々をモチーフにしたアートを制作。その売上のほとんどを、彼らのためのガスマスク購入費用や学校運営、リサイクル工場事業などに投じている。「サステナブル・キャピタリズム」を掲げ、アートの売上でスラムに教育、文化、経済を還元する長坂氏の活動を、多くの作品と彼の思いが詰まった言葉で1冊にまとめた。
【編集担当からのおすすめ情報】
長坂真護という唯一無二のアーティストの生き様、そして彼が生み出す斬新なアートの世界観が詰まった一冊です。これからのアートがはたす役割についても考えさせられるアートブックとなっています。長坂氏の目標は、2030年までに100億円以上集めて、現地に最先端のリサイクル工場を建設すること、そして、世界最悪のスラム街を公害ゼロのサステイナブルタウンへと変貌させることです。彼の作品をご覧になっていただき、ひとりでも多くの方に、彼の活動や地球のことに関心をもっていただければ幸いです。
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