- 言の葉は、残りて
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- 価格
- 858円(本体780円+税)
- 発行年月
- 2022年01月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784087443424
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[BOOKデータベースより]
鎌倉幕府の若き三代将軍・源実朝のもとに、都から公家の姫・信子が嫁いでくる。自分のために鎌倉へ来てくれた妻を生涯大切にしよう、と実朝は心に誓う。やがて、信子の導きで和歌の魅力を知り、武の力ではなく言の葉の力で世を治めたいと願うようになるが―。御家人たちの陰謀が渦巻く鎌倉を舞台に、運命に翻弄された二人の切実な愛を描く歴史恋愛小説。第32回小説すばる新人賞受賞作。
[日販商品データベースより]第32回小説すばる新人賞受賞作。
選考委員・村山由佳氏 絶賛!
「遠い時代を生きる主人公たちの運命に、こんなにも胸かきむしられるとは。
新人離れした豪腕」
海沿いの地にある鎌倉幕府。
美しい景色とうらはらに、そこには陰謀、嫉妬、憎しみが渦巻いていた。
そんな中、若き三代将軍・源実朝のもとに、摂関家の姫・信子が嫁いでくる。
突然の縁談と異国の地に不安を覚える信子だったが、実朝の優しさと生まれて初めての海の匂いに包まれ、次第に心をゆるしていく。
一方の実朝も、信子が教えてくれた和歌の魅力に触れ、武の力ではなく言の葉の力で世を治めたいと願うようになる。
しかし、殺戮さえいとわない醜い権力争いが、ふたりを否応なく悲しみの渦に巻き込んでいく――。
新世代の作家が描く、何度も心を揺さぶられる歴史恋愛小説。
【著者略歴】
佐藤 雫(さとう・しずく)
1988年、香川県生まれ。2019年、「言の葉は、残りて」で第32回小説すばる新人賞を受賞してデビュー。