重要お取り扱い商材の変更について

このマンガがすごい2024
メディア化情報

このマンガがすごい2024

メディア化情報

オンライン書店【ホンヤクラブ】はお好きな本屋での受け取りで送料無料!新刊予約・通販も。本(書籍)、雑誌、漫画(コミック)、CD・DVD、洋書など在庫も充実

在庫状況:品切れのためご注文いただけません
金太郎の母を探ねて

母子をめぐる日本のカタリ
講談社選書メチエ 621

講談社
西川照子 

価格
1,705円(本体1,550円+税)
発行年月
2016年04月
判型
B6
ISBN
9784062586245

入荷お知らせ希望に登録

欲しいものリストに追加する

まさかりをかついで熊にまたがり、「金」の字が染め抜かれた真っ赤な腹掛けをしている子供。──日本人なら誰でも知っている「金太郎」です。
では、その金太郎のお母さんは誰だったか? そう問われて答えられる人は決して多くないでしょう。しかも、その母は妖怪だった、と言われたら驚かずにはいられないのではないでしょうか。本書は、金太郎の母が、奥山に住み、人を食らう恐しい鬼女「山姥」であるという事実から出発し、母の行方を追って古代から中世を旅していく書です。
金太郎は長じてから京で源頼光とともに「酒呑童子」を退治します。田舎の力自慢の子供が逞しい大人に成長し、都を苦しめていた山の怪物を討つ、というストーリーは英雄にふさわしいものでしょう。その母が山姥なのだとしたら、子供である金太郎もまた妖怪ということになってしまう。もちろん、これは都合の悪い事実です。だからこそ、母と子を引き裂き、母を見えないようにしてきた歴史が私たちの視界から隠されてきました。歴史の闇から金太郎の母を救い出さなければなりません。
中世から古代へ、そして再び中世へとめぐっていく本書の旅は、至る所で「母子神信仰」というキーワードと出会うことになるでしょう。御伽草子に見られる物語「熊野の本地」には、首を斬られ、肉体は朽ちているのに、わが乳飲み子のために乳房だけ残して乳を出す母、という異形が描かれています。「母は子のためなら鬼にも蛇にもなる」と著者が言うとおり、ここには決して切り離せない母子の関係があります。そして、「母子神信仰」を手がかりに旅を続けていった果てでは、「金太郎は日本人の祖である」という驚愕の事実と出会うことになるでしょう。
さあ、金太郎の母を求める旅に出かけましょう!

内容情報
[BOOKデータベースより]

山の王たる熊にまたがり、炎のごとき赤い腹掛けには錬金術師の証である「金」の文字。おなじみ金太郎は「雷神」とも伝わるが、その母の存在は深い闇に包まれている。母の正体を求め、中世から古代へ、そして再び中世へ…「母子神信仰」を手がかりにしてめぐる探求の旅は、その果てで驚愕の事実と出会うことになる。豊饒なる民俗学の冒険へ!

第1章 中世の神女―妖怪となった母
第2章 神話の処女―赤子がカタる母のこと
第3章 安産と産婆―神功皇后と岩田ヒメ
第4章 金太郎の母―昔話の「三太郎」
第5章 人柱伝承の母子―鶴と市・八幡信仰
第6章 あらち山の山姥―あらち山の金太郎
第7章 流されるヒメ―神となるための残酷

[日販商品データベースより]

日本人なら誰でも知っている「金太郎」の母は誰だったのか? 奥山に住み、人を食らう恐しい鬼女「山姥」こそ金太郎の母だったことを出発点に、彼女の行方を求めて、古代から中世を旅していく。首を斬られ、肉体は朽ちているのに、わが乳飲み子のために乳房だけ残して乳を出す母の姿を御伽草子が描いているように、決して切っても切れない母と子の関係を探った果てに、「金太郎は日本人の祖である」という驚愕の事実と出会う。


まさかりをかついで熊にまたがり、「金」の字が染め抜かれた真っ赤な腹掛けをしている子供。──日本人なら誰でも知っている「金太郎」です。
では、その金太郎のお母さんは誰だったか? そう問われて答えられる人は決して多くないでしょう。しかも、その母は妖怪だった、と言われたら驚かずにはいられないのではないでしょうか。本書は、金太郎の母が、奥山に住み、人を食らう恐しい鬼女「山姥」であるという事実から出発し、母の行方を追って古代から中世を旅していく書です。
金太郎は長じてから京で源頼光とともに「酒呑童子」を退治します。田舎の力自慢の子供が逞しい大人に成長し、都を苦しめていた山の怪物を討つ、というストーリーは英雄にふさわしいものでしょう。その母が山姥なのだとしたら、子供である金太郎もまた妖怪ということになってしまう。もちろん、これは都合の悪い事実です。だからこそ、母と子を引き裂き、母を見えないようにしてきた歴史が私たちの視界から隠されてきました。歴史の闇から金太郎の母を救い出さなければなりません。
中世から古代へ、そして再び中世へとめぐっていく本書の旅は、至る所で「母子神信仰」というキーワードと出会うことになるでしょう。御伽草子に見られる物語「熊野の本地」には、首を斬られ、肉体は朽ちているのに、わが乳飲み子のために乳房だけ残して乳を出す母、という異形が描かれています。「母は子のためなら鬼にも蛇にもなる」と著者が言うとおり、ここには決して切り離せない母子の関係があります。そして、「母子神信仰」を手がかりに旅を続けていった果てでは、「金太郎は日本人の祖である」という驚愕の事実と出会うことになるでしょう。
さあ、金太郎の母を求める旅に出かけましょう!



ユーザーレビュー

この商品に寄せられたカスタマーレビューはまだありません。

レビューを評価するにはログインが必要です。

この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。

レビューを書く

本好きのためのオンライン書店

Honya Club.comへようこそ

Honya Club.comは日本出版販売株式会社が運営している
インターネット書店です。ご利用ガイドはこちら

  • サイトで注文&書店受け取り送料無料
  • 宅配なら2,000円以上で送料無料!
  • 予約も取り寄せも業界屈指の在庫量
  • 外出先でも検索や購入がカンタン!
新規会員登録   初めての方はこちら

ちょっと贅沢なおうち時間

最近チェックした商品
  • 1位

    火花

    火花

    又吉直樹 

    価格:1,320円(本体1,200円+税)

    【2015年03月発売】

  • Honya Clubカード
    • Honya Club とは
      Honya Clubはお得な「本のポイントサービス」です。ご入会いただいたお客様には特典が盛りだくさん!お近くのHonyaClub加盟書店でご入会、ご利用いただけます。
      Honya Club加盟書店は店舗一覧にてご確認ください。Honya Club加盟店アイコンのマークが目印です。
      HonyaClub会員規約
      個人情報の取扱いに関する規程
      ※上記は加盟書店店頭で使用できるHonyaClubカードの規約です。

    • Honya Club 公式アカウント facebookファンページ Twitterアカウント LINE@アカウント