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[日販商品データベースより]
五の村の門番として働く十五歳のカタルは、友人たちと、毎日のんびり平和に暮らしている。自分がこの世界に転生してきたことを、少し前に思い出したカタルは、穏やかなこの世界が気に入っている。ある一点を除いては。
危険なドラゴンはヤヴァドラゴン。この村は五の村で、郊外の滝の名前は、滝。
この世界は、設定が薄いのだ。
村の中で三毛猫に出会ったカタルが「西洋風ファンタジー世界に三毛猫って……こたつにみかんに三毛猫って、日本の冬の三点セットって感じするじゃん」と呟いていると、三毛猫は、いつの間にか黒猫に変わる。猫はカタルの言葉にふてくされながら、自分はこの世界をつくった神様だと言う。そして、「あの滝の名前、お前に決めさせてやるにゃ」と。根っからの設定厨であるカタルは――燃える。