- 警視庁草紙 上
-
- 価格
- 1,056円(本体960円+税)
- 発行年月
- 2010年08月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784041356555
[BOOKデータベースより]
明治6年、征韓論に敗れた西郷隆盛は薩摩へ。明治政府は大久保利通を中心に動きだし、警察組織もまた、大警視・川路利良によって近代的な警視庁へと変貌を遂げようとしていた。片や、そんな世の動きを好まない元同心・千羽兵四郎と元岡っ引・冷酒かん八。2人は元江戸南町奉行・駒井相模守の人脈と知恵を借り、警視庁に対決を挑んでゆくのだが…。開化期の明治を舞台に俊傑たちが東京を疾走する時代活劇譚。
[日販商品データベースより]初代警視総監川路利良を先頭に近代化を進める警視庁と、元江戸南町奉行たちとの知恵と力を駆使した対決。綺羅星のごとき明治の俊傑らが銀座の煉瓦街を駆けめぐる。風太郎明治小説の代表作。
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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「無人島に持っていくならこの一冊」レビューコメント
ありとあらゆる意味で面白いから!
(サム/男性/40代)
大学生のときに読んだ。山田風太郎の名前は忍法帳の作家として知っていたが、なにしろ僕の高校では、そのあまりのエロティシズムゆえに禁書とされていて、虚心に接することができなかった。あのころの高校生には、たとえば『くノ一忍法帳』など、あまりに刺激が強すぎて、純粋に物語として楽しむことができなかったのだ。風太郎がいかに巨大な才能の持ち主であるかを知るには、この「警視庁草紙」、「幻灯辻馬車」など二冊の明治ものの出現を待つしかなかった。一話完結で、しかも連作長編として構成される、という物語のあり方に自覚的になったのもこの作品を知ってからのことだ。世にこれほどおもしろい小説はないといまだにそう信じている。
山田正紀/作家
3 SPECIAL BOOKS掲載日:2013/6/27
【情報提供・3 SPECIAL BOOKS】