- 奈良 千夜一夜物語
-
KADOKAWA
あをにまる
- 価格
- 1,760円(本体1,600円+税)
- 発行年月
- 2026年02月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784041170663

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[BOOKデータベースより]
金の斧×猿沢池―彼氏の小野君を池に突き落としてしまった女子大生。すると水中から采女が現れ、彼女に究極の選択を迫る!メリーさんの電話×十津川村―田舎暮らしを満喫する移住者の青年。ある日、スマホに非通知の着信が。「私メリーさん。いま、東京駅にいるの」 シンデレラ×東大寺猫段―〈転ぶと猫になる〉石段で足を滑らせた冴えないおっさん。目覚めた彼を襲う、望外の幸福と絶望!杜子春×メガロポリス橿原―全てを捨てたいミニマリストの社長。怪しい仙人の導きを信じ、理想の暮らしを手に入れるため行動するが…。令和の古都で巻き起こる、四つの不思議な物語。奈良×名作童話と、ちょっとだけ都市伝説。奈良ネタでバズ連発!「卑屈な奈良県民bot」中の人によるコメディ短編集。
[日販商品データベースより]■金の小野
別れ話で口論となり、彼氏を奈良公園近くの猿沢池に突き落とした大学生の霧江。すると池から奈良時代の采女装束の女が現れ、彼女に選択を迫ってくる。「あなたが落とした彼氏は――」
■「私メリーさん、今から奈良県十津川村へ行くの」
グラフィックデザイナーの俺は、フリーランスへの転身を機に奈良県十津川村へと移住した。東京のワンルーム暮らしとは別世界の、のんびりとした生活に少しずつ馴染んできた矢先、スマホに非通知の着信が。「私メリーさん。いま、東京駅にいるの」
■シンデラレン
冴えないホテルマンの新出礼助は、家族との冷え切った関係に悩みながら夜の東大寺を歩いていた。大仏殿の東側に「猫段」と呼ばれる石段があり、ここで転んだ人間は猫になってしまうという。そんな伝説を思い出した礼助が、鳴り響く鐘の音に合わせて石段を登り始めたところうっかり足を滑らせて――。
■逆杜子春
大手ゼネコンの社長・御子柴俊春は、筋金入りのミニマリスト。しかし社長という立場が彼の理想を妨げていた。ある日、藤原宮跡で出会った僧侶のような老人が、俊春の「理想の暮らし」を叶える方法を告げる。「今日の午後三時ちょうどに、お前はきっと、お天道様の下に立っとるはずや。そのとき、自分の影の頭に当たる場所を、思いっきり掘れ」