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[BOOKデータベースより]
酒浸りだった母の急死をきっかけに故郷の白老を飛び出し、函館まで流れ着いた青年・神野大樹。彼は、岡村興業の若頭補佐・宮嶋が仕切る密漁で稼いでいる。大樹と一緒に暮らすボーダーコリーの老犬・ジリは、その見張り役を務めていた。体調を崩したジリの介抱を通して、犬好きのホステス・霧子と距離を縮める大樹。しかし彼女は、宮嶋の情婦でもあった。二人の関係に勘づいた宮嶋を、霧子は衝動的に殺してしまい―。大樹と霧子、そしてジリ。愛に飢えた三つの魂が辿り着く先は―。