- 鬼恋綺譚
-
流浪の鬼と宿命の姫
角川文庫 す29ー1
- 価格
- 682円(本体620円+税)
- 発行年月
- 2020年05月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784041092040
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[BOOKデータベースより]
薬師の文梧は白皙の青年、主水と旅をしている。青山の民が「鬼」に変異し、小寺の民を襲い殺すようになって30余年。故郷を離れ逃げ惑う小寺の民を助けるのが目的だ。一方、遡ること今から3年。小寺の若き領主・菊は、山中で勇敢な少年・元信に窮地を救われる。やがて惹かれ合う2人を待っていたのは禁忌の運命だった。出逢ってはいけない者たちが出逢う時、物語は動き始める。情と業とが絡み合う、和製ロミオとジュリエット!第5回角川文庫キャラクター小説大賞“優秀賞”受賞作。
[日販商品データベースより]薬師の文梧は、記憶を失った白皙の青年・主水と旅をしている。
30年前、平穏なこの地は一変した。青山領の民が突然変異して「鬼」となり、小寺領の民を襲い血を吸って殺すようになったのだ――。
彼らは、故郷から逃げ出し、身を潜めて暮らしている小寺の民を救うべく、山々を巡っているのだ。
一方、今から3年前。小寺の若き領主・菊は、屈託なく笑う勇敢な少年・元信に窮地を救われる。
青山の餌食となっている領民を護るため、もっともっと強くなりたいと願っていた菊は、元信に願い出て剣術を教えてもらうことにした。
やがて惹かれ合う2人。けれどそれは、禁忌の恋に他ならなかった……。
――旅の途中、文梧と主水は竜胆という少女と出会う。
竜胆はかつて仕えていた領主・菊を捜していた。菊は3年前、青山領に捕らわれたのだ。
旅を共にすることになった3人だが、やがて文梧は「一枚、二枚――」と何かを数える謎の声をしばしば聞くようになる。
心にこびりついて離れないその声を聞くたびに、文梧の胸はざわついて……。
出逢ってはならない者たちが出逢う時、物語は動き始める。
人の情と業が絡み合う、美しくも残酷な「和製ロミオとジュリエット」!
第5回角川文庫キャラクター小説大賞〈優秀賞〉受賞作!
選考会でも「筆力がある」「作り込まれた世界観でぐいぐい読んでしまった」「熱量を感じる」と絶賛を受けた作品がついに刊行!
イラスト/月岡月穂