- WOLF
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- 価格
- 1,056円(本体960円+税)
- 発行年月
- 2017年01月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784041052006
[BOOKデータベースより]
ノンフィクション作家・有賀雄二郎のもとに、林野庁の埼玉環境保全担当から突如連絡が入った。奥秩父の両神山の麓に“山犬”らしき大型動物の群れが徘徊しているという。息子の雄輝と共に現地に向かった有賀は調査を開始。カナダの大学で森林科学を学ぶ雄輝は、被害の様子をみてニホンオオカミではないかと仮説を立てる。次々に人を襲い始めた“山犬”に危機感を抱く2人は捕獲作戦に協力、正体に肉薄するが…。
[日販商品データベースより]絶滅した狼は生きている?
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北区の太
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動物パニックもの
作者の「KAPPA」、「RYU」、「TENGU」に連なる、未確認生物により引き起こされる事件を扱ったもの。この作品は、タイトルが実在の動物の名前が冠され、導入部でもオオカミを匂わせており、犯人探し(生物の正体暴き)という点では、他の作品に比べると妙味が少ないという印象(ある程度正体が予想出来てしまう)。ただ、作者の実生活に根差したと思うわれるアウトドアライフの描写は非常にリアリティがあり秀逸。この作者の骨太の筆調は、動物パニックものの秀作「シャトゥーン」を描いた増田氏に近いものを感じさせる。作者の一連のシリーズには「DANCER」という作品もあるようだが、まだ読んでいない。順番は前後してしまうが、次に読む予定。次作にも期待。動物パニックものを書き続けて欲しい。
絶滅した狼は生きている?