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[BOOKデータベースより]
「なぜ日本は特攻隊戦法をとらなければならないの」少年時に芽生えたと思われる「非権力」志向、疎開体験、リベラルな米国人女性教師と小泉信三の薫陶、そして「平和の同志」美智子さまとの出会い―。果てしない慰霊の旅と祈りをもって平和主義を体現する肖像を描く。
何を思い、何を考えて成長していったのか
1 明仁天皇の自己形成―戦争という時代の下で(皇太子の誕生と幼年期;学習院初等科への入学)
2 象徴天皇の理念と平和主義(日本国憲法の下での薫陶;明仁天皇の公務と意志―普遍的な価値としての平和の創出;穏やかな表情)
天皇陛下の平和を希求する強い気持ちは、どこに源流を発しているか。膨大な文献と証言から、ご誕生からの歴史的、個人的事蹟を丹念に読み解き、「人間」としての天皇の自己形成の道程をたどる。
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