- 在庫状況:出版社よりお取り寄せ(1週間程度で出荷)
- 黒雲の下で卵をあたためる
-
- 価格
- 1,012円(本体920円+税)
- 発行年月
- 2019年12月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784006023140
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 月夜の森の梟
-
価格:770円(本体700円+税)
【2024年02月発売】
- 精選女性随筆集 倉橋由美子
-
価格:1,100円(本体1,000円+税)
【2024年03月発売】
- 幼年水の町
-
価格:2,420円(本体2,200円+税)
【2017年12月発売】
- 坊主失格
-
価格:506円(本体460円+税)
【2016年08月発売】
[BOOKデータベースより]
誰もが毎日見ている空の下で、あの黒雲の下で、今、何が起こっているのだろう?詩人の鋭い感性と豊かな想像力から立ち現れる、誰もが気が付かなかった日常風景のなかの一場面。読む人はそこで、詩人にどのようにして詩が訪れ、また、詩人は詩をどのように読み感じているのかに、触れることができるかもしれない。フィクションとも思える、美しい日本語を通して、新しい経験へと誘う。
鹿を追いかけて
[日販商品データベースより]道について
川辺の寝台
くぼみについて
彫像たち
花たちの誘惑
虎と生活
雑踏の音楽
日々のなかの聖性
川から来る風
水の悪意
蝉と日本語
樹木のある風景
杖をめぐって
黒雲の下で卵をあたためる
黒い瞳
沃川へ
連詩の時間
かたじけない
詩の不可侵性
きみとしろみ
ちーくーみーまー
蝿がうなるとき,そのときわたしは
縫い目と銀髪
家について
死者を食う蟹
背・背なか・背後
誰もが見ていて,見えている日常から,覆いがはがされ,詩という新しい表現が詩人に訪れる瞬間.詩人は詩をどのように読み,文字を観て,何を感じるのか.美しい日本語で語られた,フィクションとも思われる豊かな経験.単行本に三篇を加え待望の文庫化.解説,片岡義男.