- エルニーニョ
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- 価格
- 770円(本体700円+税)
- 発行年月
- 2013年12月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062777162
[BOOKデータベースより]
暴力男の留守を狙い、一週間ぶりに外出した瑛。公園で出会った謎の中年女は、『森のくまさん』を歌って言う。この歌にはあなたへのメッセージが隠れてる。お嬢さん、今すぐそこから逃げなさい―。瑛は南へ旅立つ。運命を劇的に変える出会いが待つとは知らずに。直木賞作家渾身の、希望溢れる長編小説。
[日販商品データベースより]暴力男の留守を狙い、一週間ぶりに外出した瑛。公園で出会った謎の中年女は、『森のくまさん』を歌って言った。この歌にはあなたへのメッセージが隠れてる。「お嬢さん、今すぐそこから逃げなさい」。瑛は南へ旅立ち、ホテルで一本の留守番電話を聞いた。「ボート乗り場に十時でいいですか?」。瑛は待ち合わせ場所に向かうことを決める。それが運命を劇的に変える出会いだとは知らずに。直木賞作家渾身の、希望溢れる長編小説。
外出すら許さない暴力男の留守を狙い、一週間ぶりに遠出をした瑛。
上野公園で出会った謎の中年女は、『森のくまさん』を歌って言った。すべての歌には、物語には、受け取った人だけがわかるメッセージがある。この歌にも、あなたへのメッセージが隠れてる。
お嬢さん、今すぐそこから逃げなさい――。
男から逃れた南国のホテルで、瑛は一本の留守番電話を聞いた。
「とても簡単なのですぐわかります。市電に乗って湖前で降ります。とてもいいところです。ボート乗り場に十時でいいですか?」
待ち合わせ場所にいたのは、ニノと名乗る謎の少年だった。
直木賞作家渾身の、希望溢れる長編小説。
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DV男・ニシムラから逃げてきたホテルで、瑛(てる)は一本の留守番電話を聞いた。
「とても簡単なのですぐわかります。市電に乗って湖前で降ります。とてもいいところです。ボート乗り場に十時でいいですか?」。
待っていたのは、ニノと名乗る七歳の少年だった。彼もまた、「灰色」の男から逃げているという。
その出会いが、南へ向かう長い逃避行の始まりだった。
美しい海と星空、そして南国の不思議な伝承に見守られた旅のあいだに、ふたりは姉弟にも恋人にも似た絆を結ぶ。だが、「灰色」とニシムラは少しずつ瑛