[BOOKデータベースより]
古代ギリシャ時代から現代まで、言葉を持つのは人間だけだと決めつけられてきた。しかし、シジュウカラたちは、それが間違いであることを教えてくれた。人間には人間の言葉があるように、鳥には鳥の言葉がある。シジュウカラは言葉を使って文を作る。世界を驚かせた研究者が綴る、大発見に至るまでの鳥愛あふれる研究の日々。
鳥たちの世界へ
小鳥が餌場で鳴く理由
救いと拷問のキャベツ
ヒロシ先生の思い出
巣箱をかけた話
都会の住宅事情
繁殖の観察
修士課程の秋と冬
巣箱荒らしの犯人
大発見!ヒナの力
パースの思い出
動物の博士
実家の巣箱
ヒナ救出大作戦
井の中の蛙
シジュウカラに言葉はあるのか?
「ジャージャー」はヘビ!
シジュウカラは文を作る
ルー語による文法の証明
「ぼく・ドラえもん」実験〔ほか〕
面白くて読みやすい!たちまち10万部!
爽快な読後感が大人気!
◎山極壽一さん(総合地球環境学研究所所長)
「現代のドリトル先生による新しい動物言語学の誕生だ」
◎仲野徹さん(生命科学者)
「内容は深いが、文章は平易にしてユーモアたっぷり。
これまで読んだサイエンス本でベスト」
◎三宅香帆さん(文芸評論家)
「『観察が上手い』人ってこう生きてるんだ!と興奮しました」
◎安野モヨコさん(漫画家)
「鈴木先生の後をついて行けば鳥たちが何を話しているのかわかるかもしれない。
そんな気がして先生の後をついていく列に私も加わったのだ」
◎養老孟司さん(解剖学者)
「好きこそものの上手なれ、という。でも論語ではさらに上があるとする。これを好む者は、これを楽しむ者に如かず。楽しんでやっている人にはかなわない。著者の研究はまさに『これを楽しむ』の境地に入っている」
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言葉を持つのは人間だけであり、鳥は感情で鳴いているとしか認識されていなかった「常識」を覆し、「シジュウカラが20以上の単語を組み合わせて文を作っている」ことを世界で初めて解明した研究者による科学エッセイ。
【編集担当からのおすすめ情報】
本書の草稿を拝読したとき、何より感動したのは、鈴木先生が「シジュウカラのことが好きだ、もっと知りたい」というまっすぐな気持ちで、自然の中に身を置いて根気強く鳥たちをよく観察する姿勢でした。文系、理系、アウトドア派、インドア派問わず、何かを「好き」と思う気持ちを大事にすることで、日常生活の中でも新鮮な驚きや気づきが得られ、ひいては世界的な発見にまで繋がる--これは読者の皆さまにとっても、ポジティブなメッセージとなることと思います。
ちなみに、初の単著となる本文内のイラストはすべて鈴木先生自身によるもの! こまかなところまでかわいらしく描かれているのは、愛と興味をもって丁寧に相手を観察する鈴木先生ならではのタッチです。ぜひお楽しみください。
◎巻頭口絵にはシジュウカラたちのカラー写真が、巻末にはシジュウカラの言葉を聞ける二次元コードつき。
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