[BOOKデータベースより]
今、生きるためにもっとも必要なもの。それは孤独の力である。五木寛之の渾身の語り下ろしに、堀田善衞氏との『方丈記』(鴨長明)についての貴重な対話を収録。
孤独と不安
孤独からの逃避
ホモ・モーベンスとして
絆と徘徊
移動する民として
黄金の時期として
孤独者の絆
絆と戦争
生物としての孤独
孤独者として生きる〔ほか〕
五木寛之の畢生の書き下ろし。
生と死をみつめつづけた,五木寛之の人生論の総決算ともいうべき本。
近年とくに,老人の孤独死や,若者の,孤独を恐れての他人との結びつき願望が,マスコミでも多く取り上げられています。
しかし,「孤独」はまったく忌避されるべきものでしょうか。
どんな人も結局は一人で死に,それまで一人で生きていくことともいえます。
ならば,「孤独」を友として生きることはできないか。
いや,「孤独」こそが,生きる力になるのではないか。
五木寛之が自身の体験をベースにし,親鸞,西行,仏陀,そしてイエス・キリストの生涯から,「孤独に生きることの意味」を考えていきます。
ひとが誰でも直面する大きなテーマについて,五木寛之が考えた結論を,ぜひお読みください。
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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「夏の文庫2015」レビューコメント
孤独の力、何とも例題の多種多様なこと、これでもかとばかりに押し付けてくる。そこが私好みなんです。だから途中結論は?と問合せたい気持ちでイッパイでした。生れた時も孤独、死に行く時も孤独、その狭間で生き行く為に人とつき合い、孤独と戦う、感動です。とても大切な作品です。(バカボンの叔父さん/男性/60代以上)
「孤独」こそが生きる力になるのではないか。生と死を見つめた、五木寛之の人生論の総決算ともいうべき本。