[BOOKデータベースより]
日本人の多くが「一家団欒」という言葉にあこがれ、そうあらねばならないという呪縛にとらわれている。しかし、そもそも「家族」とは、それほどすばらしいものなのか。実際には、家族がらみの事件やトラブルを挙げればキリがない。それなのになぜ、日本で「家族」は美化されるのか。一方で、「家族」という幻想に取り憑かれ、口を開けば家族の話しかしない人もいる。そんな人達を著者は「家族のことしか話題がない人はつまらない」「家族写真入りの年賀状は幸せの押し売り」と一刀両断。家族の実態をえぐりつつ、「家族とは何か」を提起する一冊。
序章 ほんとうはみな家族のことを知らない(家族とは何なのか;なぜ私は家族を避けてきたのか)
第1章 家族は、むずかしい(家族を盲信する日本人;なぜ事件は家族の間で起きるのか ほか)
第2章 家族という病(家族のことしか話題がない人はつまらない;家族の話はしょせん自慢か愚痴 ほか)
第3章 家族を知る(介護で親子は互いを理解する;親は要介護になってはじめて弱い姿をわが子に見せられる ほか)
第4章 旅立った家族に手紙を書くということ(家族を知ることは自分を知ること;父への手紙―冬の雷 ほか)
日本人の多くが「一家団欒」という言葉に憧れ、そうあらねばならないという呪縛にとらわれている。しかし、「家族」とはそれほどすばらしいものなのか。家族の実態をえぐりつつ、「家族とは何か」を提起する1冊。
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「夏の文庫2015」レビューコメント
一家団欒という言葉で交であらねばならないと思い込んでいた私に、そうでなくてもいいんだと安心させてくれるような本。何度も読みたい。(ぱぱぱぱぱ/女性/50代)
日本人の多くが「一家団欒」という言葉にあこがれ、そうあらねばならないという呪縛にとらわれている。しかし、そもそも「家族」とは、それほどすばらしいものなのか。実際には、家族がらみの事件やトラブルを挙げればキリがない。それなのになぜ、日本で「家族」は美化されるのか。一方で、「家族」という幻想に取り憑かれ、口を開けば家族の話しかしない人もいる。そんな人たちを著者は「家族のことしか話題がない人はつまらない」「家族写真入りの年賀状は幸せの押し売り」と一刀両断。家族の実態をえぐりつつ、「家族とは何か」を提起する一冊。